医療事務技能審査(メディカルクラーク)試験結果は合格!対策や気を付けたこと

※当ブログはアフィリエイト広告を掲載しています
※当ブログはアフィリエイト広告を掲載しています
仕事 医療事務

合格証書

さて、職業訓練の医療事務科も終盤。

 

医療事務についての基礎知識を勉強させてもらい、もう一つの目標、就職活動のために一つはとっておきたい資格「医療事務技能審査試験」です。

 

前にも書きましたが、医療事務は資格がなくてもできる仕事です。
ですが、やはり就職となると当然未経験より、経験者有利!特に医療事務は専門性も高めなので、当然ですよね。

医療関係の専門学校出の新卒というわけでもない私にとっては、「必要最低限の知識はありますよ」というのを少しでも証明するための大事な試験です。

 

結果としては、無事合格!

 

他、同時に受けた介護事務や医事オペレータ、調剤薬局事務も合格しましたが、ここはちょっとおいといて、医療事務技能審査試験メインで私が受験した時の対策や気を付けたこと、ポイントなどまとめてみました。

●医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)ってどんな試験

簡単に試験の紹介です。

 

医療事務の資格、検定は数多くあります。

その中でも受験者数がとても多く、医療事務関連の資格の中で認知度が高いといわれてる試験が、この医療事務技能審査試験です。

これに合格すると「メディカルクラーク」という称号が得られ、医療事務の全般(窓口業務~診療報酬請求業務)に関する知識・スキルがありますということがアピールできます。

 

求人を出している病院の中には、この資格がないと求人に募集できないという所もありました。

基本のき、みたいな試験なんですね。

 

●主催・運営:一般財団法人 日本医療教育財団

●実施時期:毎月1回(年12回)

●受験料:7,500円

●試験時間:学科60分、実技Ⅰ 50分、実技Ⅱ 70分

●合格基準 学科及び実技Ⅰ・Ⅱ、すべての得点率が70%に達した時点で合格

 

ちなみに、合格率は67%前後とのことなので、未経験の方や初めての資格取得にはちょうどよい資格となっているそうです。

 

蛇足ではありますが、医療現場で最も評価が高いとされている資格は「診療報酬請求事務能力試験」という資格です。こちらはとても難しい試験のようで合格率は医科で29.9%(2017年)、

医療事務を数年やっていてチャレンジしても落ちるくらい難しいです。

 

●医療事務技能審査試験、試験内容と気を付けたポイントなど

まず前提として、試験にはテキストやノート類、電卓の持ち込みができます。
(実技Ⅰは接遇問題の為、持ち込みは禁止です)

 

さっそく、試験内容などについてです。

 

【学科】

試験内容(択一式:25問/60分)

①医療保険制度
②高齢者医療制度
③公費負担医療制度
④介護保険制度
⑤医事法規一般
⑥維持業務
(ここまでは必須、以下はいずれか一つ選択)

 

⑦診療報酬業務
⑧医学一般
⑨薬学一般
⑩診療録

 

60分で25問だと、1問につき2分ちょっとくらいのスピードが必要です。
択一だし結構余裕!と思うんですが、そこはやはり試験。そう甘くはありませんでした。

 

例えばですが、過去問から一つ。

【設問①】医療事務担当者としての要件には、いろいろの条件が考えられますが、下記各項のなかで、医療従事者の義務として規定されている最も重要なものを1つ選びなさい。

 

1,質の高いサービスの提供ができるよう、心を込めた対応など、接遇の基本を心がけなければならない。

2,臨床検査は現代医学と共に複雑になりつつあるが、的確な内容点検ができるように、診療内容を熟知しなければならない。

3,業務に従事して得られた「診療上の秘密」を他に漏らさない事。

4,医療機関内の人々との協調がよくでき、円滑な人間関係をもつことができること。

5,上書き事項は、保険証-カルテ―診療報酬明細書と転記するが、記載誤りが多く返戻率がかなり高いのが現実である。特に管掌別、記号の構成などの学習をし、誤りのないよう心がけなければならない。

 

どうでしょうか。

目が滑りません?もっと簡潔に書いてよーって思いませんか?
言い回しがどれも微妙で文章がまどろっこしいですよね。
「しっかり読めば分かりますよ。テキストにものってますよ~」って感じ、テスト製作者さんのほくそ笑む姿が見えるようです。

 

ですが、全ての設問をしっかり読もうとすると、時間ギリギリもしくはオーバーかなと思います。

 

学科の対策

私の対策は以下の通りです。

 

①テキストにこれでもかと張り付けたインデックス

いくらテキスト持ち込み可能でも、どこになにが書いてあるのかわからないと、それを探すだけで時間がかかってしまいます。
インデックスを貼っていれば、少なくとも介護保険はココ!法規だったらココ!とスパンと開けます。地味ではありますが、時間節約になりますよ。

 

②正しいものを選ぶ、誤りを選ぶを明確にする。

試験慣れしている方、注意深い方であれば苦労しないのかもしれませんが、私は模試の時に結構これでミスってました。

全文を読んでいると時間が足りないため、文章の大事なポイントで読み進めてたんですが、ここがごちゃごちゃになって、もう一度読み直しとか時間がもったいないです。
私は設問の脇に、大きめに〇、×をつけていってました。

 

③答えが明確なものから解答する。

学生の頃、先生とかに言われませんでした?
「わかるものから、解答していきなさいよ~!」

医療事務試験でも同様で、たいていややこしい文章問題の後に、算定に絡む問題があります。例えばこの算定に対しては月何回まで?といった感じですね(実際にはもっと文章ありますが)
そういったものであれば、気をつけなきゃいけないのは数字だけなので、テキストをぱっと開けばいい話です。

文章問題でうんうん唸るのは、それらを解いてから。
最初に悩んでしまっては問題作成者の意図に丸ハマりなので、お気を付けくださいね~。

 

【実技Ⅰ】

接遇問題になります。

2問あって、文章で解答になります。

上でも書きましたが、ここではテキストなどの持ち込みは禁止になります。

 

電話応対や窓口応対などと、保険証を忘れた場合の自費会計についてや、交通事故にあった際の窓口説明などの制度に関してなどの説明をそれぞれ1問ずつといった場合が多いです。

私の時には、診療科への問い合わせ電話応対と自賠責についてでした。

 

2問で50分です。

私は35分ほどで書き上げて、残りの時間はおかしな言い回しがないかな、制度として誤りはないかなと読み返してましたが、テキストがあるわけではないので、間違っていてもわからないんですけど。
…正直、自賠責はあまり勉強してなくて(読みが外れた)まともに書けていなかったと思われます。

 

◇ポイント

接遇問題に百点満点はないので難しいところですね。

 

特に制度関係を説明するとなると、ついつい事務的機械的になりがちです。
そのあたりをいかに柔らかく、わかりやすく説明できるかというのがポイントになるのではと思います。

あとは電話応対のポイント、病院ならではのポイントなど抑えておけば大丈夫ではないかと思います。

 

語り口調を文章にするので、丁寧語や敬語、謙譲語などは気を付けてましたね。

「○○です。」より「○○でございます。」
「お願いします」より「お願いいたします。」
「申し訳ございませんがお名前をきいてもいいですか」より「恐れ入りますが、お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか」
などなど。

 

若くてまだ社会人経験に乏しいとこのあたり慣れないかもですよね。でなくても、敬語とかは難しいです。
一度ビジネスマナー、言葉遣い・敬語などでネット検索してみると一覧とか見やすくまとめたものが見つかるので、プリントアウトしてテスト前とかにチェックしておくと心強いですよ~。

 

【電話応対】の対策

相手からかかってきてる点も考慮して、簡潔にかつ丁寧にが基本ですよね。

 

あくまでも噂ではありますが、あまり丁寧に説明しようとするあまり長すぎてしまっても減点対象になるのだとか。

 

電話応対の場合、まずは自分の病院名や所属、名前を伝えます。
その後お題に対して必要な情報をお伝えします。
例えば、○○科は何時から何時までです。受付は何時までとなっておりますので、それまでにお越しください。
などなど。(実際はもっといろいろ聞かれる形になりますが)

 

最後の締めは、「他にお聞きになりたいことはございませんか?何かございましたらまたお問い合わせください。当日ご来院の際には、お気をつけてお越しください。どうぞお大事に。」

私はこんな感じでしめました。
一応過去問などもこんな感じなので、100点満点ではないかもですが、間違いではないと思います。

 

【制度関係】の対策

分からないとこれは本ッ当にお手上げになってしまいます。

 

お題には傾向があるので、もし通学しているのであれば先生に訊いてみるとか、ここ数年の過去問をチェックしてみるといいと思います。

 

私が受験した時は、自費会計、自賠責関連、高額医療制度あたりが良く出されていました。

このあたりは実際の窓口でも結構聞かれたりと関わること多いと思うので、しっかり覚えていた方がいいですよ。

 

でも制度関連って分かりにくいし、面倒なんですよね~。

 

【実技Ⅱ】

レセプト問題になります。

 

外来3問、入院1問が出題されて、70分で解くようになります。

 

先に言ってしまいます。
「過去問をやって慣れる!」

一番のポイントはこれです。

 

次のポイントは、いくつかあるテキストの中に算定条件などをまとめたものがあると思います。

やはりインデックスを活用して、すぐに該当ページが開けるようにしておくことですね。

 

試験の時はそれとにらめっこです。

 

余談になりますが、レセプト点検って、本当に慣れだなーと思います。

 

医療事務で働いていましたが、私はパートで働いたのでレセプト点検までは業務内容になかったんですね。
そんな中、会社の方針で年に二回ほど、この試験と同じようなテストを行っていたんですが、年を追うごとに全然わからなくなってしまっていました。

 

おかしい部分が見えなくなるんですよね。

それくらいレセプト点検には慣れが必要だと感じます。

 

 

最後に

テストってやはり緊張しますよね。

でも医療事務技能審査試験はまだテキストなどの持ち込みが可能な分、ちょっと楽な気分になりませんか?

 

ここまで来たら開き直るだけです。

 

基本ですが、当日忘れ物はしないよう、前日に揃え翌朝も確認してました。
・受験票
・筆記用具(ボールペン、シャープペンシル、消しゴム)
・テキスト
・時計
もちろん、受験票を忘れるのはもってのほかなんですが、ボールペン何気に大事です。

 

受験番号、氏名、試験会場名、生年月日を記載するのですが、ボールペンで記載しなければなりません。

テキストや電卓は持ち込み可ですが、お隣からの貸し借りはアウトです。

 

それと試験は約3時間ほどの長丁場。
途中トイレ休憩は入りますが、実技Ⅰは途中退出ができないので、気を付けないとちょっと大変なことに(苦笑)

私は緊張すると喉乾く質なので、ここは結構気を付けましたよ~

コメント

タイトルとURLをコピーしました