岩手県南の観光、友達と行くなら平泉より猊鼻渓舟下り推しです!

こんばんは、東雲です。
岩手県の観光というと、どこが思い浮かびますか?
特に関西方面の方ですと「岩手県??」な方も多いかもしれませんね~。
かく言う私も、東京より南とかは物理的に遠すぎて、京都とか、広島とか有名どころしかでてきませんし…。
岩手県観光強いて言うなら、宮沢賢治に絡んで花巻周辺とか世界遺産平泉で「中尊寺金色堂」くらいならでてくるかな?
それも悪くないのですが、初めて岩手県に来た友達を連れていくなら、私がまず連れていくのは猊鼻渓です!
(世界遺産が見たい!とか縛りがなければ、ですが)
今回は地元民も、お金と余裕があるならリピートで行っている猊鼻渓のご紹介です♪
岩手県南の観光といったら?やっぱり平泉?
一概に、岩手県と言ってもとっても広いんですよ。
何せ国道4号線でみると、県南端一ノ関(東雲の地元)から県北境の青森三戸までは約200Kmあるんす!
広さも、大きいと言えば北海道ですが、岩手は実は北海道に次いでの2位。
四国がマルっと入る大きさと言えば、どのくらい大きいかって感覚つかめますかね。
そんな岩手ですが、あまり観光で有名なとこって多くないと言わざるを得ません。
そんな中、最近ちょっと名を挙げてるのかも、というのが平泉町ですね。
「平泉」が平成23年に世界遺産登録されたからなのですが、それ以前からも「中尊寺金色堂」は社会の教科書に載っていたり、一度は行ってみたい仏閣ランキングの上位にあったりと、寺社仏閣や歴史に興味がある・好きな方なら楽しめると思います。
ですが、それらに興味ない方や、小さいお子様連れだと、ちょっと厳しいかもしれませんね。
地元岩手県を堕とすわけじゃないんですが、本当お寺しかないんですよ。
中尊寺金色堂に至っては、月見坂って長ーい砂利道の坂を上っていかなきゃいけないし、子供的には「砂利道・坂道楽し~い!」って言ってる間ならいいんですが、飽きて疲れて「おんぶ~だっこ~」状態になった日には親が泣けます。
一度世界遺産をみてみたい、寺社仏閣・歴史が好きです!って子じゃない限り、私は敢えて平泉には連れて行かないですね。
地元民も結構リピートする猊鼻渓ってどんなとこ?
猊鼻渓、げいびけいって読みます。
なかなか読めないですよねー。
私も地元にいながらにして、実際に書こうとすると自信がなかったり(笑)
PC変換ってありがたいですねー(笑)
さて、この猊鼻渓、想像つくかもですが、いわゆる舟下りの観光です。
単に舟下りっていうと、まぁそんなに珍しくないかもしれませんが、猊鼻渓は日本で唯一・棹一本で往復する舟下りなんです。
そして猊鼻渓は名勝・日本百景にも選ばれているんですよ~。
ちょっと光りが入っちゃいましたが、猊鼻渓の券売所&入り口はこんなちょっとレトロな感じの建物です。
銀色のポールが立ってるあたりが料金所になっています。
小さい小窓があって、お姉さんが座ってますので、船に乗る人数を話せば必要料金を提示してくれて支払えばチケットが渡されます。
- 大 人 :1,600円(中学生、高校生もこの値段です)
- 小学生 :860円
- 3歳以上 :200円
- 3歳未満 無料
料金はこんな感じ。
我が家だと、大人2人、子供2人(5歳、3歳)なので3,600円かかりました。
運行時間は時期によって変わってくるので、公式ホームページをチェックしてもらったほうが早いですね。
GWとか繁忙期は増便してたりしますよ。
オールシーズン楽しめるのがすごい!
猊鼻渓舟下り、北国で屋外だったら春~夏、頑張って秋まで?と思いますよね!
そんなことないんですよ~。
●春(4~5月)
新緑&藤の花が見ごろになります!
5月半ばには毎年、茶席舟が開催され、舟に乗りながらお茶を楽しむことができます
●夏(6~8月)
7月末あたりに親子で参加できる川遊びや流しそうめんなどのイベントが行われます。2019年は7月27日(土)、28日(日)開催予定です。
●秋(9月~11月)
もちろん、秋と言ったら紅葉ですよね!紅葉に彩られた猊鼻渓はまた、綺麗ですよ!
イベントも十六夜コンサートや、夜に舟をだす「お月見舟」(予約制)が行われます。
●冬(12月~2月)
冬は雪景色の中、こたつ舟&お鍋です。
一度やってみたいな~と思ってはいますが、ちょっとお値段が張ることもあって実行できてませんね(苦笑)
猊鼻渓舟下り、実際乗るとどんな行程?
券売所でチケットを買って、そのまま列に並ぶ感じで店内に入っていきます。
店内はこんな感じの、なんとも懐かし~い感じ。
日差し除けの帽子代わりの笠や、ちょっとしたお菓子や飲み物、カモの餌なんかが買えますよ。
(ちなみにカモの餌は船が出た後でも船頭さんから買えちゃいます。お値段100円)
で、上の写真の右側見切れちゃってますが、下りてく階段がありまして、そちらが舟乗り場になります。
舟に載るときは流石にスマホ落としそうで撮れなかったのですが、一艘につき50人程度乗れます。
結構大きいですよね。
なので、思っているよりは揺れません。
載る時も、ちょっとふわっと感はありますが、余程バタバタしない限りは大丈夫ですよ♪
ちゃんと手助けの方もいますしね。
定員数乗ると、いざ出発!です。
私が乗ったのは5月なので新緑でしたが、5月末くらいになれば藤の花が咲いてそれはそれは綺麗です♪
秋は紅葉になりますし、冬は雪景色の中・水墨画のような綺麗さです。
夏も緑が濃くってきれいなんですが、天気がいい日だとかなり暑いです(;^_^A
道中は船頭さんの楽しいお話を聞きながら、景色を楽しみつつのんびり舟下りを楽しみます。
あ、カモの餌は、いればラッキー位な感じなので無理に買わなくても(笑)
川は浅めで、透明度も高い方なんですが、あいにく数日前に大雨が降ってしまって私が行ったときはにごっていました。残念。
それと、魚も、普段だと鯉などが船の近くまでカモの餌を狙って寄ってくるのですが、この時は全然いませんでした。
船頭さんの話だと、少し前から姿が見えないのだとか。
こんな絶景なんかが見れますよ~
往路の途中では、毘沙門窟といって毘沙門様を祀った祠があって、お賽銭箱があります。
舟から投げ入れる感じになるですが、なかなか入りません(;^_^A
入ると「リーーン」といったとても綺麗な音がします。
なお、入れられなかった方はお土産屋さんの近くにも同じつくりのお賽銭箱があるので、そちらでお試しあれ!
下っていくと、三好ヶ丘という船着き場に到着して下船、ここで15分程休憩になります。
トイレもありますし、道沿いに少し歩いていくと大猊鼻岩があるんですが、正直、どこがどうなって獅子の鼻なのかは、私にはわかりません…。
この手前に運試しができる、人気の運玉投げができる場所があります。
「福」「縁」「寿」「愛」「願」「運」「恋」「絆」「禄」「財」の文字が掘られた玉が5個で100円。
下の方の小さい穴なんですが、けっこう距離もあって簡単には入らないんです~。
この運玉、地元のおばあちゃんたちの手作業なので、特に繁忙期は全種類揃っていることは少ないそう。
帰りもちゃんと舟で戻ります。
遅れたりしたらどうなるのかな?ちょっとやったことはないのですが、船は次々来るのでなんとかなるのか、それとも船頭さんが数を数えているのか??
今度聞いてみようと思います!
復路は船頭さんの「げいび追分」が披露されますよ~。これがまた猊鼻渓内に響いてイイ感じです。
また元の発着所に到着して猊鼻渓舟下り終了~。
所要時間はだいたい80分から90分程です。
猊鼻渓の周辺、お土産や他の観光、駐車場の相場は?
お土産は、発着所内にもあるし外にでると上記のようなお土産屋さんや食堂が並んでますので、色々あると思います。
ま、主なのはお菓子ですね。
クッキー、焼き菓子など定番ものかと。あとは川魚をつかったものがちらほら。
もちろん外せないキーホルダー関係は鉄板ですよね(笑)
●他の観光は?
すぐ近くに、紙すき体験ができる「東山和紙紙すき館」があります。
体験は15分から30分前後、料金は1人1,000円、2人だと1,500円って感じで何人かでまとまっていくとお得になります♪
小さい子でもすいた紙に好きな落ち葉を置いたりできるので、楽しめるんじゃないかなーと思います。
ちなみに前述の平泉にも30分から40分くらいで行けますよ。
●駐車場の相場
近い所&繁忙期だとほぼどこも1台500円です。(基本時間制限なし)
ちょっと離れたところだと無料のところもあるので、状況に合わせて使い分けるといいかもですね。
さいごに
猊鼻渓、いいですよ~♪
ゆったり川面をすすむ舟、のんびり~です。
お菓子やお弁当、飲み物を飲みながらもいいですし、冬だと期間限定でこたつ船になってたりします。
今回、3歳、5歳の子供も乗せてみましたが、えさをあげる魚やカモがいなかったのは残念がってましたが、船自体楽しんでました。
小さい子でちょっと気を付けたいのがオムツ交換ですかね。
行く前に交換して、帰りまでもってくれましたが、交換できるところとなるとちょっと不明ですね。
車で行ったのであれば、車内でってのもアリですが…。
荒天でないと欠航はしないそうで、雨の時は屋根がかけられるそうです。
それはそれで風情がありそうですよね~。
ちなみに、一ノ関には猊鼻渓の他に厳美渓(げんびけい)というなんとも響きが似た観光地があります。
他県からの方は響きだけ聞くと「???」「違うものなの?」になるんですよね。
猊鼻渓は舟下りあり、厳美渓は舟下りなしで覚えとくといいかもです。
追々、厳美渓もご紹介したいと思います
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